上曽(うわそ)トンネルと真弓トンネル
皆さま、本年は大変お世話になりました。
本年も残り僅かとなり既に休暇に入っている方もいらっしゃると思います。年末のご挨拶もかねて皆さまに御参考情報を提供いたします。
さて、本年もそのルート変更理由について市長からも建設部長からも、何のご説明も頂けなかった市道0139号線事業。前報の通り現段階で事業費は264億円とのことです。
コストアップ理由の随所に用地取得困難のため数十億円が増加したと説明されていますが、はたそめ自治会前会長が交渉のために取得した土地は共有地権者に譲渡され、共有地権者は「はたそめ団地内を貫通させず事業費も現時点では約60億円削減できる亀作ルートを通して頂ければ無償譲渡しても良い」と伝えています。しかもその面積はほんのわずか。それを常陸太田市は強制収用すると言っています。
なぜ山林や農地の土地取得費用がそれほど大きいのか疑問に感じませんか? 前報した市の全員協議会では、心ある議員さんと市長・建設部との質疑でも議論されています。
ところで、真弓トンネルよりも少し先行して、石岡市と桜川市を結ぶ上曽トンネルというのが建設中です。真弓トンネルと比較すると以下のとおり。
1.上曽トンネル:延長約5.6km トンネル部 約3.5km 幅員 8.0/6.5、8.0~13/6.5
2.真弓トンネル:延長約5.5km トンネル部約2km 幅員 8.0/6.5
それで、事業費は 上曽トンネルは123億7千万円、真弓トンネル(市道0139号線)が264億円とはなぜなのでしょうか? 県の建設部から出向している常陸太田市建設部部長には、常陸太田市民に向けてきちんと説明する責任があると思うのは、市民として当然ではないでしょうか。
なお、桜川市では合併特例債を活用して、公設民営の医療センターを整備しています。常陸太田市市長の宮田氏は昨年10月の土地強制収用説明会で、住民から「亀作ルートにすれば40億円も節減できるのだから、それで救急医療関係整備に使って頂きたい」という意見に対して「医師会などから要望が上がっていない。合併特例債は計画的に使う必要がある」と回答しています。しかし135億円を264億円に増額が計画的? 医療環境の充実は市民アンケートでも一位の要望です。無責任でその場限りの言い訳しかしない市長、残念ですね。
それでは、良いお年をお迎えください。
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以下ご参考まで。
1.上曽トンネル、真弓トンネル調査費
2.上曽トンネルの計画および事業費
【茨城新聞】上曽トンネル、桜川工区 工事安全祈る 年度内着工へ
上曽トンネル(仮称)桜川工区の本体工事が開始されるのに先立ち16日、桜川市真壁町山尾の同トンネンル掘削坑口付近で工事安全祈願祭が開かれた。工事関係者や大塚秀喜桜川…
3.石岡市報(上曽トンネル)
(仮称)上曽トンネル整備事業 | 石岡市公式ホームページ
(仮称)上曽トンネル整備事業について ◆事業概要 ・事業箇所 石岡市上曽~桜川市真壁町山尾 ・全体延長 5.58km(石岡市2.95km,桜川市2.63km) ・石岡市…
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